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★「ち」の言霊は、一人で生きて行けない人間を育てる役割の音です。 「霊(ち)」そのものを表し、他人への影響が50音の中でもかなり強い響きです。「力(ちから)」という単語も「霊(地)」の「身体(からだ)」が合わさってできています。 「ち」の言霊は他人を幸せにする音ですが、その反面「ち」に背く、怒らせる相手には容赦のない仕打ちに変わるという怖い面もあります。「太刀(たち)」というふうに相手を一刀両断することがあります。 自らの感情がまわりの人に大きく影響していることを自覚して、常に他人を守る立場で生きていないと人を傷つけてしまいます。 「父(ちち)」という家族を守る人は、そのような意味合いから発音されてきたのです。死から生へ、破滅から創造への間を取り持つ音が「ち」なのです。 そんな霊的な響きを持った「ち」の言霊の人は、善悪を本能的に判断し、他人の悪いところも目に付きやすく、時に不満をため込みやすい体質です。 「ち」の言霊を良い方向に使うのに必要なのは、「おこそとのほもよろを」の「お」の列の音です。
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